法人沿革
■由来
中国広西省に発し、湖南省を経て洞庭湖にそそぐ「湘水」という川があります。その洞庭湖の南の地方を「湘南」と呼び、禅仏教の発展の原点と云われています。創始者の西尾関仲師は、この洞庭湖を琵琶湖になぞらえて、この地が湖南に位置することから「湘南寮」と名づけました。また師は、この「湘南」をこよなく愛し、自らの号としたとも伝えられています。 |
■歴史
1904(明治37)年3月 | 大津市神出町の滋賀厚太朗氏が日露戦争などの出征軍人の遺児や、孤児を救済しようと大津市内35か寺院で組織していた大津各宗仏教同和会の協力を得て「滋賀県育児院」を三井寺下忠魂祠堂事務所を借り受けて創設する。 |
1904(明治37)年6月 | 滋賀氏は経営する事業の関係から3か月で院主辞任。以降、各寺持ち回りで施設運営。 |
1907(明治40)年9月 | 時の仏教同和会代表西村冏念師は、長浜育児院の院主であった曹洞宗の僧侶、西尾関仲師を滋賀県育児院の院主として迎えた。西尾師は院児15人とともに、滋賀県育児院に移り、専任の院主となる。 |
1908(明治41)年6月 | 三井寺山内の善法院に移転し、名を「湘南寮」とする。 |
1909(明治42)年3月 | 彦根金亀育児院を吸収合併する。これにより滋賀県育児院(湘南寮)は滋賀県唯一の育児院となる。 |
1909(明治42)年6月 | 滋賀県育児院(湘南寮)を財団法人組織とする。西尾関仲師、初代理事長に就任する。 |
1936(昭和11)年9月 | 大津市平津町の現在地に移転 |
1952(昭和27)年7月 | 社会福祉事業法の施行により、「社会福祉法人滋賀県湘南学園」となる。 |
1974(昭和49)年3月 | 社会福祉法人湘南福祉会に名称変更 |
1982(昭和57)年7月 | 将来構想総合計画を立案し、子どもの家など建設開始 |
1986(昭和61)年4月 | 社会福祉法人湘南学園に名称変更 |
1988(昭和63)年4月 | 地域交流ホーム「フロントハウス」竣工 |
1989(平成1)年4月 | 夜間保育所「保育の家しょうなん」開所(定員30名) |
1989(平成5)年6月 | 共同作業所しょうなん「れもん会社」開所 |
1994(平成5)年4月 | 保育の家しょうなん、昼間保育所に変更(定員60名) れもん会社を精神薄弱者授産施設(通所)に変更 |
1999(平成11)年4月 | 法改正により、れもん会社を知的障害者授産施設(通所)に変更 |
1999(平成11)年7月 | 保育の家しょうなんの定員を90名に変更 |
2005(平成17)年4月 | つどいの広場「てくてく」開所(地域子育て支援拠点事業) |
2006(平成18)年8月 | 児童養護施設新園舎竣工 |
2008(平成20)年4月 | 地域小規模児童養護施設「しょうなんハウス」開所(定員6名) |
2011(平成23)年4月 | 法改正により、れもん会社を障害福祉サービス事業所に変更(定員40名) 母子生活支援施設「母と子の家しらゆり」(大津市の指定管理)開始 |
2013(平成25)年9月 | 保育の家しょうなん、厨房と食堂の改築工事。定員100名に変更 |
2015(平成27)年4月 | 保育の家しょうなん、幼保連携型認定こども園に移行。定員115名に変更 |
2019(平成31)年4月 | 児童養護施設本体の定員を45名に変更 |
2022(令和4)年4月 | 児童養護施設本体の定員を30名に変更 地域小規模児童養護施設「ぴっぴハウス」開所(定員5名) |
2022(令和4)年10月 | 湘南クリニック開院(内科/循環器内科/糖尿病内科/脳神経内科/耳鼻咽喉科) |