地域福祉の取組み
社会福祉法人湘南学園の地域福祉活動
社会福祉法人湘南学園は平成25年7月より地元石山学区関係団体とのコラボ事業「将来構想プロジェクト」「石山団地ワーキングチーム」のとりくみについて平成26年4月の湘南学園創立110周年記念式典の「記念事業/しょうなんの今・これから」において高齢化の進む石山学区の現状報告を行いました。
これまでのような福祉や介護の専門職だけで対処してきた仕組みではなく、地域の課題は地域に住む人たちによる新たな相互の支え合い、地域における助け合いのまちづくりの必要性が迫られています。地域の人々に支えられてきた当法人は、これまで培ってきたノウハウを含め、地元地域関係者や行政等と連携して新たなまちづくりにかかわる「石山団地の"共に生きるまちづくり″委員会」(通称:共まち委員会)を平成26年6月に設置し、新たな地域づくりのモデルを目指します。
■石山団地の"共に生きるまちづくり″委員会の活動
<組織>
◎委員
石山学区連合自治会長
石山学区社会福祉協議会会長
石山学区民生委員協議会会長
石山学区青少年育成学区民会議会長
石山学区主任児童委員
石山団地自治会
石山南団地自治会長
社会福祉法人湘南学園理事長
◎アドバイザー
石山市民センター支所長
龍谷大学社会学部教授
筒井 のり子氏
◎事務局
社会福祉法人湘南学園専務理事
塚本 秀一
社会福祉法人湘南学園常務理事
杉立 隆一
児童養護施設湘南学園主幹
林 康次郎
■共まち推進事業の3つの柱
1)共まちサロン(拠点事業)の設置・運営
①設置目的
実態調査により、「今不便に感じていること」についての情報を収集したが、その具体的改善に向けては、まだまだこれからである。
まずは石山団地内にサロン(拠点事業)を設置することで、その第一歩とする。
②運営
開催時期…月1回のペースで開催
開催場所…石山団地内自治会館
事業内容…カフェ、レクリエーション、趣
味、娯楽、共まち食堂
③期待される成果・効果
・サロンを行うことでより具体的な声を収集
することができる。
・サロンを利用される人を通して、「共に生
きるまちづくり」に向けた「人材の発掘」
(ボランティア)に期待できる。
2)共まち診療所づくりプロジェクトの設置・検討
①設置目的
以前団地内には、医科3、歯科1の診療所があったが現在はゼロとなっている。
団地内在住の高齢者にとって、通院はいずれも困難な状況である。そこで団地内に診療所を設置することで、身近な医療機関として役割を目指す。
②期待される成果・効果
対症療法としての役割だけでなく、予防医療の身近な核として、住民の保健・医療・福祉の安心・安全に期待できる。
対症療法としての役割だけでなく、予防医療の身近な核として、住民の保健・医療・福祉の安心・安全に期待できる。
3)その他地域の実情に合わせた具体的展開
➀イメージ
買い物、食事、お話相手、草刈り等々、実態調査で収集した話題と、サロンの展開で新たにキャッチする声を切り口に、委員会で検討し、その具体化を目指す。また、100円バスの運行要望に関する活動を行う。
②期待される成果・効果
・専門職を始め、幅広い関係者が参画することで、新たな発見、横のつながりを持つことができる。
・「共に生きるまちづくり」の取組を報せる(広報)することで、広く情報を収集(広聴)することができ、 今後の取組の貴重な情報となる。
共まち新聞
(これは"共に生きるまちづくり委員会”の活動情報紙です)
石山団地共まち新聞