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愛読者がいるのかどうかは知りませんが第6弾です。食品表示法改正に伴う悲喜こもごも…ならぬ悲疲こもごもを書き綴ってきましたが、おさらいも兼ねて現在の進捗状況を少し…。表示内容の増加に伴い、表示シールを大きいものに変え、今のシールがなくなり次第変更出来るように水面下で動いております。大きいシールには「栄養成分表示」を記載出来る欄が増え、エネルギー（kcal）や炭水化物、食塩相当量等、計算したものを打ち込み中です。原材料名のところには業者・問屋等から取り寄せた規格証明書から例えばこのチョコレートには何が材料として使われているのか、この小麦粉は本当に小麦100%なのかを調べ出し、安心なものだけに選定し、それらを基に打ち込みを行っています。そして、原材料名の最後の部分に（原材料名と重複しているものであっても）「（原材料の一部に小麦、乳成分、卵、大豆を含む）」（※一例）という表示をつけました。5年の経過措置はありますが、原材料に含まれる添加物があれば別途記入するように、という話だったので、こちらも現在打ち込み直し中です。

　１つ商品を例に挙げると、

 「チョコアーモンドクッキー」

原材料名：小麦粉、バター、砂糖、チョコレート（カカオマス、ココアバター、全粉乳、乳化剤、香料）、卵、スライスアーモンド（原材料の一部に小麦、乳成分、卵、大豆を含む）

 

と、こんな感じです。原材料の～の最後にある「大豆」は何？という感じかと思いますが、こちらはチョコレートの材料に含まれる乳化剤が「大豆由来」のために、ここにも記載しています。

　ただ、先に述べたとおり、添加物は別途（若しくは改行、若しくは「／」を入れて区別出来る）記載しなさいということなので、 

 

 原材料名：小麦粉、バター、砂糖、チョコレート（カカオマス、ココアバター、全粉乳）、卵、スライスアーモンド／乳化剤、香料（原材料の一部に小麦、乳成分、卵、大豆を含む）

 

と、なるわけです。これにより、添加物が何に含まれているのかがわからなくなるデメリットはありますが、添加物の有無は、先のものよりわかりやすくなったのかな…という感じです。ともあれ、そう決まった以上、後者の書き方に変更せざるを得ません。これを新たに書き換え中です。

 

これでよかったはずでした（たぶん）…、が!!重大な事実が発覚しました!!

 

実は先日、れもん会社のスタッフが食品表示のセミナーを新たに受けてきました（講師は前回、前々回の方と同じ）。そこで話された事実とは、3月に受けた時の内容から若干の変更（4/1～）があったと言うのです!!（講師の方も今まで話してきたことや資料の作り直し等で大変困惑しているとおっしゃっていたそうです。）

 

上記の例からいきますと、1つ目はアレルゲン一括表示の部分の「原材料の一部に～を含む」の「原材料の」がおかしいということで「一部に～を含む」にしなさいということ。2つ目は「（一部に小麦、乳成分、卵、大豆を含む）」の「、」が「・」に変わっていました。前回講習を受けた際は「、」で統一「・」は不可。という話だったと記憶していますが、4/1～変更になったそうです…ということは…

「～スライスアーモンド／乳化剤、香料（一部に小麦・乳成分・卵・大豆を含む）」

と、なるわけです。マイナーチェンジとはいえ、この「ちょっと」を打ち直すにはなかなかの労力と根気が必要な表示シールの機械なのです…はぁ…。

 

そして先に書いた乳化剤に含まれている「大豆（由来）」の存在が厄介なものに…。

ちょっと長くなりすぎたので続きはまた。