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平成２７年６月２８日より、食品表示法の新法が施行されます。「食品表示法」って？と、思われる方もおられるかもしれませんので簡単に説明すると、いわゆる食品を買った際、主に裏面に書かれている「原材料」や「栄養成分表示」などの類です。

　食物アレルギーのある子どもが増えたと言われるようになって久しい昨今、アレルゲン物質を誤って摂取することで重篤な症状になるケースも珍しくありません。例えば「卵白アレルギー」で「卵黄」は大丈夫という方がいたとして、原材料に「卵黄」としか書かれていなかったら「大丈夫」と判断します。しかし卵黄を覆っているのは卵白、吸い出して使用するほか、完全に取り除くのは難しい話ですが、少量でも反応してしまう人はしてしまうのです。なので極端な話、『表示する際には「卵黄（卵を含む）」と表示するようにしなさい。』というのが新法です。

 

　対象となるアレルゲン、必須項目は「卵」「乳」「小麦」「えび」「かに」「そば」「落花生」の７つ、表示推奨項目はサバ、キウイ、山芋、ごま、大豆、ゼラチン等２０品目にも及びます。消費者の安全を守るためには当たり前の措置ですが、「（原材料の一部に大豆を含む）」等の括弧書きが増えれば現在表示に使っているスペースでは足りなくなってくるケースも出てきてしまうのです。単純に文字を小さくすれば収まるかもしれませんが、それではあまりにも早計です。読めなければ意味がありません。

　そうやって各企業は頭を悩ませ、やりくりしているのです。れもん会社の出遅れた感は正直否めませんが、施行日は待ったなしです。現在急ピッチ調整中です。

 

　上記のことも含め、まだ変更点はあるのですが今日はここまで…。