れもん会社からのお知らせ
重要なお知らせ~という名の裏話…その⑤~
2015-03-17
よく箱物のお菓子を買って開けてみると、内袋に空気がパンパンに入っていて「中身こんだけ!?」と思ったりすることはありませんか?理由としては各企業でいろいろあるのでしょうが、実はこの容器に対する容量に関しても法律で定められているそうです。前回の最後に「そもそもの袋を大きくして、表示シールも大きくしてしまおう!」という発想まで書きましたが、上記の話と大きく関係しています。内容量に対して、容器(包材)の大きさの上限が決められているのです。例えば1枚5cmほどのクッキーを1枚で販売する場合、食品表示法に則った内容記載を気にして、大きくした表示シールと、そのシールサイズに見合ったもの以上の大きさの包材に入れて販売すると、今度は食品表示法ではなく、景品表示法の過大包装(有利誤認)の部分に抵触し、これまた法律違反となってしまうのです…。この過大包装の範囲については各自治体で若干の差がある様なのでややこしいのですが、冒頭の箱入り商品(主観を含む)はそれに抵触しないギリギリの容量を保てている、ということなのでしょうね。
さて、このことを気にすると、やはり単に袋やシールを大きくすればいいという話でもなくなりました。袋を大きくするということは=内容量や価格の見直しが必要になってしまうということです。この時期にそこまでやるべきことを広げてしまうのは無理があります…。今ある規格の中で、どうやりくりするか…に、力を注ぎたいと思います。