れもん会社からのお知らせ
重要なお知らせ~という名の裏話…⑦
2015-04-30
<続き>
さて、前回の「大豆由来」、何が厄介かと申しますと、「大豆」はアレルゲン特定原材料7品目ではなく、特定原材料に準ずるもの20品目のうちの1品となります。7品目に関しては表示は義務付けられることになり、20品目に関しては表示推奨となっています。表示推奨ということは書いても書かなくてもOKという解釈で捉えていました。ただ、推奨となっている以上、書いたほうが消費者にとってのリスクは下がるはずなので、「大豆」も入れよう、と今回書き足しました。
ただ、表示推奨アレルゲンの厄介なところは、20品目中1つでも書き入れてしまうと、20品目全てを漏れなく網羅しておかなければ処罰対象になってしまうところなのです。20品目中には大豆の他、キウイ、桃、クルミ、ゼラチン等があり、例えば大豆を書いたとしたなら、クルミを書き忘れていればアウトなのです。大豆もクルミも書いてなければセーフ…なんだか釈然としませんが、大豆を書いているということはアレルゲンのことは全て理解している、クルミを書いていないのは隠蔽という考え方になるのです。一理ありますが……まぁあまり言わずにおきます…。
同じような感じでもう一つ。
先に書いたアレルゲン特定原材料7品目の表示の義務化の期限はもう目前まで迫ってきております。今回の法改正で義務付けられるものはこの他、栄養成分表示、添加物の別途記載があります。こちらは約5年間の経過措置が取られており、一気に出来るものではないので順次進めておりました。が!!こちらも4月1日から、どちらか(栄養成分~、添加物~)を記載した場合、両方完璧に出来ていないと処罰対象とするとなっていたのです。まずは添加物~、次に栄養表示~というわけにはいかなくなったのです。理由は上記のものと同じ道理。そして、どちらかだけだと消費者に混乱を招くということ。
というわけで今までチョコチョコと進めていたものが下手したら処罰対象になってしまうのか!?いつから適用!?etc.現場はプチパニック状態です。生産者側は今現在混乱を招いております…。
こんな感じで一進一退!?れもん会社を利用する社員さんの働く場所、そしてれもん会社自体も守るために!頑張ります。負けるもんか